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読み放題で最後まで読めるなんて、とてもお得感・充実感がありますよね。
今回は、現在対象となっている完結まで読み放題の作品の中から、女性向けのおすすめライトノベルを5つご紹介していきたいと思います。
※2024.2.5時点での情報です。
重装令嬢モアネット
著者 | さき |
イラスト | 増田メグミ |
レーベル | 角川ビーンズ文庫 |
発売年月 | 2017年3月 |
・こんな人へおすすめ
軽快な会話でコメディタッチなストーリーが好きな方
第一印象の悪い2人が惹かれあっていくラブストーリーが好きな方
隙間時間でサクッと読みたい方
・読み放題になっている冊数
2巻完結、全て読み放題
(2024/2/5時点)
・内容
「お前みたいな醜い女と結婚なんかするもんか!」
かつて婚約者であった王太子アレクシスから言われた一言は、呪いのようにモアネットにまとわりつき、やがて全身を鎧で包んだ。
そうしてついたあだ名は「重装令嬢」ーーー。
モアネットは今日も1人森の奥の古城で魔術の研究に没頭していた。
ある日尋ねてきたのは、トラウマの原因であるかつての婚約者アレクシスとその護衛であるパーシヴァルだった。
「あの時のこと本当に悪かった。償えるならなんでもする。だから……」
「だから?」
「だからこの呪いを解いてくれ!」
かけた覚えのない呪いを解いてくれと頭を下げる王太子。
なんでも、一年ほど前から、床は抜け、座る椅子は壊れ、お風呂は湯が出ず水風呂……挙げたらキリがないほど、ことあるごとに不運に見舞われるようになったのだとか。
ほんの少し見ているだけでわかる不運さに、憐みを……
持つわけがない。
かつて自分を傷つけた相手なのだ。
ざまあみろというほうが正しい。
「それで」と会話に割って入ってきた男はアレクシスの護衛のようだ。
「パーシヴァルだ。パーシヴァル・ガレット。王子の護衛を務めている」
「パーシヴァルさんですね。はい、わかりました。では続きをどうぞ」
「いちいち癪に障る言い方だな」
「そりゃすみませんでした。なにぶん不躾な訪問者の対応を余儀なくされて気が立っているんです」
「この鉄塊が」
助けてくれ、面倒くさい、の押し問答の末、かけた覚えのない呪いを解くために、他所の魔女のところまで同行することになってしまったモアネット。
こんな2人と旅をするなんてと気鬱になっていたが、なんだかんだ楽しい。
ところがこの一連の騒動には『魔女の呪い』が関係していてーーー。
「落ち着け、俺……相手は鎧だ、全身鎧だ。いったい何が可愛いっていうんだ」
「あれ?!やっぱり可愛い!」
途中からパーシヴァルの様子も(一層)おかしいぞ?
果たしてモアネットは、アレクシスの呪いを解き、自身も鎧から抜け出す事ができるのかーー?!
そしてパーシヴァルとの関係はーーー?!
一事が万事不運まみれのアレクシスに、寝ぼけると人を褒め殺しくっつき癖のあるパーシヴァル、気まぐれクセ強の先輩魔女ジーナ、クセ強国家反逆者でアレクシスの叔父であるオルド。
一癖も二癖も三癖も、クセしかない面々にお笑い必至です。
2巻完結のため、スキマ時間のお供にもピッタリです。
ぜひ読んでみてください。
狼領主のお嬢様
著者 | 守野伊音 |
イラスト | SUZ |
レーベル | カドカワBOOKS |
発売年月 | 2017年8月 |
・こんな人へおすすめ
一途な恋愛ストーリーが好きな方
切なくおもしろく幸せな締めくくりのお話が好きな方
・読み放題になっている冊数
3巻完結、全て読み放題
(2024/2/5時点)
・内容
「見慣れない顔だと思ったら、そうか、お前がシャーリー・ヒンスか」
「……はい。先日より、こちらのお屋敷で働かせていただいております」
前領主の悪政により、穴を掘るほど落ち込んだ領民の生活を向上させ、甘い汁を吸っていた者を一掃し、たった十五年で景気も治安も国で有数の地だと言わしめた手腕を持つ、若き領主。
カイド・ファルア。
痩せすぎな私を見て、俺の政策は失敗だったか、食料は十分に行き渡っていなかったかと、孤児院出身のいちメイドにまで気さくに話しかけるこの領主を、私はよく知っている。
いや、よく知らなかったという方が正しいか。
「さぁて、ならお前はどうしてその様相か、俺は聞かねばならないが?」
「それは、私に前の人生の記憶があるからでございます」
悪政を敷いていた前領主の一人娘。
捉えられるまで外で何が起きているかも知らず、従者として潜り込んでいたカイドと恋仲となり、1人踊らされていた愚かな箱入りの娘。
それが前世の私だ。
前世の記憶をそのままに、もう一度生まれてきたのは、神様がまだ罪を償えと言っているのだ。
そう思い、自分が死んですぐに始まった新たな人生を、十五年、贖罪のように生きてきた。
そう。目の前のかつての愛しい人が作り上げたこの新しい時代は、使用人にも優しい、みんなが暮らしやすい場所になったのだ。
今ならわかる、前世の業。
カイドは、何も知らなかった私を助けようと、生きてほしいと言ったが、私はそのまま処刑されることを選んだ。
そんなカイドは、目の前のメイドが痩せすぎていることが目に余るらしく、旦那様付きのメイドとすることを決めてしまった。
「シャーリー、よかったわね!」
先輩メイドのジャスミンが言う。
………………何が?
やれやれ、いつものことだと、通常業務に戻ろうとする。
待って欲しい。説明が欲しい。
「カロリーナ、早速だが貰っていくぞ」
メイド長のカロリーナにも話が通る。
かくいうカロリーナも、かつての自分の専属メイドで、カロンと呼んでいた。
ーーーこんな場所で働くことになるなんて。
ーーーー
分かってる。分かっているから。カイドが分かっていることも、分かっているから。もう少し待って。まだ、何も言葉を纏められていない。
私は、私たちの終わり方を、探している。
ーーでもそれは、私たちのはじまりだったのだ。
自分だけが過去を背負って、贖罪のつもりで過ごしてきたが、それは自分だけではなかった。
かつて大好きだった人たちもまた、自分が死ぬことで過去に囚われ生きていた。
シャーリーは無知で無垢だった前世の自分と向き合い、受け入れていく。
誰もが、過去に囚われず、今を生きることはできるのかーー?
細かな心理、状況の描写に、涙無しでは読めません。
それでいて登場人物たちの軽快な会話もあり、背景描写は明るく、コミカルに描かれていて、読んでいて暗い気持ちになることはありません。
天然人たらしのシャーリーに、たらし込まれていく周囲の人々、特にカイドの様子も必見です。
ぜひじっくりと読んでいただき、皆さんもシャーリーにたらし込まれてください。
過去と向き合う一冊。
ぜひご一読ください。
令嬢エリザベスの華麗なる身代わり生活
著者 | 江本マシメサ |
イラスト | 雲屋ゆきお |
レーベル | ビーズログ文庫 |
発売年月 | 2017年9月 |
・こんな人へおすすめ
芯の強い女性が主人公のお話が好きな方
話の展開が早く恋愛だけではないストーリーが好きな方
・読み放題になっている冊数
3巻完結、全て読み放題
(2024/2/5時点)
「ーー人違いですわ」
「人違いって、君はリズ、エリザベスだろう?』
「ええ、わたくしはエリザベス。ですが、あなたのことは存じません」
「存じませんって……もしかして記憶喪失?」
「馬鹿にしていますの?」
エリザベスは目の前の男・シルヴェスターに、人さらいのようにしてオブライエン家の屋敷に連れ込まれたのである。
そこで、あまりにも彼の妹エリザベスに似ているということで、彼の妹の身代わりになってくれないかという提案を受ける。
なんでも、かのエリザベスは、自由奔放な性格で、婚約者との約束を前に、つい最近家出してしまったという。
公爵家の醜聞を避けるためにも半年間だけ身代わりをしてくれないかというのだ。
エリザベスは実家のマギニス家の困窮状態を救うという条件に頷き、契約関係が成立した。
そうして、エリザベスの華麗なる身代わり生活がスタートしたのだが、なんだかシルヴェスターの様子がおかしい。
それ、妹に対する態度ですの?!
甘さが増していくシルヴェスターに戸惑い、婚約者のユーインには早々に正体がばれ、本物のエリザベスには殺されそうになり……
色々な事件に巻き込まれていくエリザベス。
華麗とはよく言ったもんだ。
けれどエリザベスは持ち前の強さで壁を乗り越えていく。
そんなエリザベスにも出生の秘密があってーーー?!
「どうかなさって?何も、難しいことではありませんわ。あなたは、公爵家のためだけでなく、わたくしのために在ればいいのです」
強気で苛烈な令嬢エリザベスの巻き込み・巻き込まれる華麗なる身代わり生活、とくとお楽しみあれ。
(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜離婚できたら一攫千金!〜
著者 | 夕鷺かのう |
イラスト | 山下ナナオ |
レーベル | ビーズログ文庫 |
発売年月 | 2012年6月 |
・こんな人へおすすめ
破天荒な女の子が主人公なドタバタラブコメディが好きな方
わかりにくい溺愛ストーリーが好きな方
・読み放題になっている冊数
14巻完結、全て読み放題
(2024/2/5時点)
・内容
「頼む、フェルディア。ーー妹の代わりに、エルラント帝国に嫁いでくれないか?」
たっぷり一分、フェルはぽかんと口を開いたまま固まっていた。
(いま、なんて……?)
ズボラすぎる素とは裏腹に非常に整った容姿をしているフェルディアは、瓜二つの王女シレイネの影武者バイトをしていた。
金の亡者であるフェルにとって、非常に割のいい働き口だ。
今回もその一環だろうと思っていたが、なんとまぁ内容の重さにびっくりである。
相手は毒好きで冷徹、非常に優秀な戦士である毒龍公クロヴィス=クルヴァッハ。
しかも白い結婚を理由に、嫌われて離婚してこいという。
下手したら命が危ないと考え込むフェル。
「もし成功した暁には、報酬に、二頭立ての荷馬車いっぱいのユナイア金貨を与えよう」
「お受けします」
脊髄反射で了承し、元敵国へ身代わりで嫁いだフェル。
初夜の晩、毒龍公クロヴィスことクロウに、首を掴まれベランダで吊るされた。
本当に命が危ない。
殺されるところだ。
けれどもそれで泣き寝入りするフェルではない。
使用人からも放置されているのをいい事に、使用人の格好をして働き出した。
そうすると見えてくるクロウの本当の姿。
しかもクロウは、変装したフェルに気軽に話しかけてきて、なんだか気安い。
どっちが本当のクロウなの?
だんだん惹かれていく自分に気付き、気持ちを戒める。
だがクロウはフェルの秘密に気付いていた。
危険から遠ざけたいと冷たく当たるが、フェルを離したくない気持ちの方が強くなってーーー?!
離婚を目指すものの空回るフェルと、それを見て楽しむクロウ。
色々な事件に巻き込まれながら、フェルとクロウの絆は深まる一方。
鬼強院長ガウェインや本当の王女シレイネがやってきたりと、フェルの周囲はいつも騒がしい。
果たしてフェルは任務を完遂し離婚することができるのか?!
クロウは、フェルを繋ぎ止めることができるのかーー?!
(仮)花嫁のやんごとなき事情に振り回されるドタバタラブコメディ。
ご一読あれ。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、2巻程のサクッと読める短めのものから、10巻以上の長編作品まで4作品をご紹介致しました。
スキマ時間に読むもよし、ゆっくり贅沢に時間を使って作品の世界に浸るもよし。
世界観とキャラクターに惹き込まれる非常に魅力的な作品ばかりを集めました。
どれも読めば元気が出る、本当におすすめの作品なので、読み放題になっている今、ぜひ、読んでみてくださいね。
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