世の中には、たくさんのライトノベルが存在しています。さらに、日々新しい作品も生み出されています。そんな中で、面白い作品を探すのは一苦労です。「どれが面白い作品かわからない」と思いますよね。
本記事では、ライトノベルの探し方を紹介しています。それぞれの探し方の特徴や作品を探す上での考え方を解説しています。
「どれを買えばいいか分からなくて作品選びが終わらない」「せっかく買ったのに読んでみたらつまらなかった」といった悩みを解消できること間違いなしです。
ぜひ本記事を読んで、ストレスの少ない楽しい読書生活を送りましょう。
探し始める前にすべきこと
まずは、作品を探し始める前にしておくべきことや、持っておくべき考え方を紹介していきます。
探したい作品像を明確にしよう
まず、ライトノベルを探し始める前に「どんな作品を探したいのか」を明確にしておきましょう。
あらかじめ探したい作品像を明確にしておけば、作品を探す効率が格段に上がります。
「とりあえず調べてなんとなく良さそうなものを買う」という方法もあります。しかしそれでは、心から楽しいと思える作品に出会える可能性は低くなりますし、時間も多くかかってしまうのです。
闇雲に探し始めるのではなく、事前に探したい作品をイメージしておくことをオススメします。
「面白い作品=自分の好みに合った作品」を意識しよう
そもそも「面白い作品」とはなんでしょうか?
どの作品を面白いと感じるかは人それぞれです。
大ヒットした作品をつまらないと感じたり、あまり話題になっていない作品でも面白いと感じたりすることもあります。
したがって「面白い作品」とは、自分にとって面白い作品であり、つまりは「自分の好みに合った作品」と言い換えることができるのです。
「面白い作品=自分の好みに合った作品」を意識して、探したい作品像を考えていきましょう。
ジャンルやシチュエーション、作風を明確にしよう
探したい作品像を考える際には、読みたいジャンルやシチュエーション、作風を決めると良いです。
ジャンルとは、ラブコメやバトル、ミステリーなど、作品の大まかなカテゴリーを指します。
また、同じジャンルでも内容は千差万別です。例えば、同じラブコメでも「とにかく甘い」「軽口を叩き合う」「年上にリードされている」などで、作品の雰囲気は大きく変わります。
作品の雰囲気を構成する要素が、シチュエーションや作風です。
「どんな展開やイベントが発生するとより楽しめるのか」「どんな雰囲気の作品がより好みなのか」について、考えてみましょう。より一層自分の好みの作品を見つけやすくなります。
探したい作品像を決める際には、ジャンルやシチュエーション、作風をできるだけ明確にしておくことをオススメします。
気になった作品は積極的に購入しよう
面白そうだなと感じた作品は、積極的に購入しましょう。
気になった作品を見つけても、本当に自分が面白いと思える作品か確証が持てない場合もあります。また、ライトノベルを買い始めたうちは、そもそも自分の好きな作品が分からず悩んでしまうでしょう。
しかしそれでも、気になった作品は思い切って買ってみることをオススメします。
なぜなら、作品を購入した経験は、今後の作品探しの糧になるからです。
購入した作品が面白い作品であれば、楽しい時間を過ごせる上、自分の趣味趣向をより深く理解できます。
たとえ面白くない作品だったとしても、自分の好みではない作風を知ることができたと捉えられます。好みではない作風の把握は、好みの作風を明確にする手助けになるのです。
また「予想していた作風ではなかったけど読み進めてみたら面白かった」と感じる場合もあります。自分の新たな好みを見つけ出すことにも繋がるのです。
このように、気になった作品を購入することは、より豊かな読書生活を実現するために欠かせないのです。
ぜひ、気になる作品が見つかったら、ひと思いに購入しましょう。
ライトノベルの探し方4選
次に、具体的なライトノベルの探し方を紹介していきます。
本記事で紹介するのは以下の4つの方法です。
- 公式サイトで探す
- 「キミラノ」で探す
- 「このライトノベルがすごい!」を参考にする
- 発信者の投稿を参考にする
これらの方法の中から、いくつか試したり組み合わせてみたりして、自分に適した方法を探してみてください。
①公式サイトで探す
1つ目は、レーベルの公式サイトや公式アカウントを参考にする方法です。
公式サイトでは、今までに発売された作品を始め、毎月の新刊や人気作品、新人賞などの情報が紹介されています。表紙やあらすじに加え、口絵や挿絵などの公式ならではの情報も得られるのです。
また、各レーベルのSNSアカウントでは、新刊や注目作の紹介が毎日投稿されており、最新の情報をチェックできます。
加えて、リポストキャンペーンや感想投稿キャンペーンが行われていることもあります。
気になるレーベルの公式アカウントがあれば、ぜひフォローしましょう。
以下に、主なレーベルの公式サイトとX(旧:Twitter)のアカウントのリンクを記載します。ぜひ参考にしてください。
◯電撃文庫
公式サイト:https://dengekibunko.jp/
Xアカウント:https://x.com/bunko_dengeki?s=21
◯富士見ファンタジア文庫
公式サイト:https://fantasiabunko.jp/
Xアカウント:https://x.com/fantasia_bunko?s=21
◯MF文庫J
公式サイト:https://mfbunkoj.jp/
Xアカウント:https://x.com/mf_bunkoj?s=21
◯角川スニーカー文庫
公式サイト:https://sneakerbunko.jp/
Xアカウント:https://x.com/kadokawasneaker?s=21
◯ガガガ文庫
公式サイト:https://gagagabunko.jp/
Xアカウント:https://x.com/gagaga_bunko?s=21
◯GA文庫
公式サイト:https://ga.sbcr.jp/
Xアカウント:https://x.com/ga_bunko?s=21
◯ダッシュエックス文庫
公式サイト:https://dash.shueisha.co.jp/
Xアカウント:https://x.com/dx_bunko?s=21
◯オーバーラップ文庫
公式サイト:http://blog.over-lap.co.jp/
Xアカウント:https://x.com/ovl_bunko?s=21
◯ファミ通文庫
公式サイト:https://famitsubunko.jp/
Xアカウント:https://x.com/fb_twi?s=21
◯HJ文庫
公式サイト:https://firecross.jp/hjbunko
Xアカウント:https://x.com/hjbunko?s=21
②「キミラノ」で探す
2つ目は「キミラノ」を利用する方法です。
キミラノは、ライトノベル・新文芸のレコメンドサイトです。
キミラノ:https://kimirano.jp/
サイト内では、オススメの作品の特集や、新刊情報、日間・週間・月間ごとの注目ランキングなどが紹介されています。
また、他者のレビューを見れたり、傾向が似ている作品を探せたり、表紙で検索できたりと、様々な探し方ができるのも魅力です。
加えて「パートナー」と呼ばれるキャラクターが、読書履歴からオススメの本を紹介してくれるという機能もあります。
まさに「ヨミタイがミツカル」というキャッチフレーズの通り、自分の読みたい作品を探すのにうってつけなサイトです。
無料で利用できるので、気になった方はぜひ試してみてください。
③「このライトノベルがすごい!」で探す
3つ目は「このライトノベルがすごい!」を活用する方法です。
このライトノベルがすごい、通称『このラノ』は、毎年宝島社が刊行しているライトノベルのガイドブックです。
このライトノベルがすごい!2024:https://amzn.asia/d/895lfwa
WEBアンケートにより集計された、作品やキャラクター、イラストレーターのランキングが掲載されています。ランキング上位入賞作を見れば、その年のトレンドが一目瞭然です。
作品の個別紹介ページでは、作品の概要やアンケート協力者の感想が掲載されています。要点が抑えられた概要を読んだり、読者の率直な感想に触れたりできるのです。
加えて、一般の他に「このラノ協力者」のアンケートも存在します。このラノ協力者は、よりライトノベルに精通している投票者です。
このラノ協力者には、ライトノベルの読書量が多く、かつライトノベルに関する発信を行っている方が選ばれています。年間100冊以上のライトノベルを読んでいる方ばかりです。
巻末には、このラノ協力者が投票した作品もそれぞれ掲載されており、ライトノベルの情報通が支持する作品を把握できます。
他にも、作家へのインタビューや人気の作中セリフ、ライトノベル業界の動向などについても記載されています。まさにライトノベルの情報誌ですね。
1年のトレンドを抑えたい方や幅広い情報を1冊で知りたい方にオススメです。
④発信者の投稿を参考にする
4つ目は、実際に作品を読んだ人の感想を参考にする方法です。
こちらの方法は、作品のタイトルを知っている時に有効です。
SNSやレビューサイトの投稿を検索してみよう
感想は、商品ページだけではなく、SNSやレビューサイトでも調べることができます。具体的には、X(旧Twitter)や読書メーターなどが挙げられます。
読書メーター:https://bookmeter.com/
Xでは「作品のタイトル 読了」や「作品のタイトル 感想」、作品のハッシュタグを用いて検索すると、感想を見つけられます。
実際に読んだ方の感想に触れることで、あらすじだけでは分からない情報を知ることができます。具体的には、ストーリーの方向性やより詳しい作品の雰囲気などです。
ただし、感想を投稿している人の主観も含まれている点に注意しましょう。
記事や動画での投稿も調べてみよう
また、記事や動画にして感想や紹介を発信している方もいます。
詳しい感想を知ることができたり、売上やアニメ化作品など、様々な切り口で紹介をされていたりします。
「(探したいジャンル) オススメ」や「(作品名) 感想」などで検索してみましょう。
信頼できる発信者を探してみよう
信頼できる発信者を見つけられると、作品探しがより一層捗ります。
「この人の感性は自分と近い!」「この人のオススメする作品なら間違いない!」と思えるような発信者を見つけることができれば、楽しめる作品に出会える可能性がグッと高まります。
参考になった感想を見つけたら、その感想の発信者をフォローしておきましょう。
買いたい作品が決まったら、試し読みをしよう
最後に、買いたい作品が決まったら、試し読みをすることをオススメします。
ジャンルやシチュエーションが自分の好みに合致していても「なんだか文章が肌に合わない」場合もあります。
せっかく商品を購入しても、モヤモヤした感情が湧いてしまっては、非常にもったいないです。
試し読みは、作品の冒頭部分を読めるため、その作品の文章が自分に合うかどうか判断することができます。
試し読みをして、少しでも不安を解消しておきましょう。
試し読みは、商品ページやキミラノなどで行えます。紙媒体で読む方も、ぜひ試してみてください。
まとめ:自分に合った探し方を見つけ、より良い読書生活を送ろう
本記事では、ライトノベルを探す際の心得や具体的な探し方について紹介してきました。
ライトノベルを探す前には、まず自分の好みやどんな作品を探したいかを明確にすることが大切です。
また、ライトノベルを探す方法は「公式サイトで探す」「キミラノで探す」「このライトノベルを参考にする」「発信者の投稿を参考にする」があります。それぞれの方法に違った良さがあるので、様々な方法を試してみてください。
ぜひ自分に合った探し方を見つけ、より良い読書生活を送りましょう。
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