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導入

制作が絶望的と言われたアニメ2期(2022年夏)と3期(2024年冬)が放送され、それらを視聴し原作に興味を持ったが、長編作ということで購入を迷っている方が多いと考え、本記事を執筆しました。

試験を中心としたストーリー展開で、毎巻読むたびに衝撃を受けます。1年生編はアニメ版でも完結するため、初心者でも読みやすいと考えています。

作品概要

学園系ライトノベルのトップ作品といえます。ご都合主義が全く無い「実力主義」という言葉がふさわしい世界観を持ち、明確な根拠に基づいたストーリー展開やキャラの行動原理によって作品が組み立てられています。

こんな人におすすめ ・知能戦が好きな人
・先の読めない展開が好きな人
・ご都合主義のない世界観が好きな人

書籍情報

著者ようこそ実力至上主義の教室へ, 衣笠彰梧
イラストトモセシュンサク
レーベルMF文庫J
発売年月2015年5月
ページ数9784040676579
登録ID3329

あらすじ(「BOOKs」データベースより)1

作品傾向

  • キャラクター
    評価5
  • ストーリー
    評価5
  • 話題性
    評価5
  • 読みやすさ
    評価5
  • 読後感
    評価5

各項目傾向

キャラクター

本作品には誰一人としてモブがいないと考えているからです。名前があるキャラクターはストーリーのどこかに必ず関わってくる一方、単体のイベントのみの登場というキャラクターがいません。キャラを使い捨てず、一人一人を丁寧に作りこんでいる点が評価ポイントです。

ストーリー

ストーリー展開において、結末や行動の理由の後付け、主人公補正等が全くないからです。ストーリを構成する「人物の行動原理」に矛盾が生じず、心理描写も丁寧に描写されているため、誰もが納得のいくストーリー展開となっています。

話題性

1期の原作改変(クラス人数を25人に変更・一部ストーリーを改変)により絶望的だったアニメの続編(原作5~11巻)が放送されたからです。改変した状態でアニメは作成されましたが高いクオリティを維持しています。

読みやすさ

主人公「綾小路清隆」による一人称視点の地の文、会話文中心で地の文は補足という2つの特徴を持っているからです。特別試験のルールは「家電の説明文」のような文章ではありますが、ストーリーを構成する文章は非常に易しいです。

読後感

毎巻読み終わるたびに、「テスト終了後の解放感」を感じてしまうからです。同時に、次のストーリー展開が気になることでしょう。

欠点

特別試験のルールが難解である点が欠点であるといえるでしょう。各試験が現実でも実施可能なレベルで作りこまれており、それによって読むテンポが悪くなる可能性が高いです。解決策はアニメ版と並行して読むことだと私は考えています。

読み放題サービス対応状況

読み放題公式リンク
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メディアミックス

アニメは3期まで制作されています。コミカライズでは1年生編以降も絵が描かれています。

bookwalker読み放題MAXコースでは1~4巻、4.5巻が読めます。1~4.5巻はアニメ版1期でアニメ化された部分です。

受賞歴・話題性

このライトノベルがすごい!において、文庫1位(2023)を受賞しました。また、2020~2023年にかけてTOP10に入賞しています。

「1年生編すべてのアニメ化」、「2年生編の原作ストック量」という2点から、今後もアニメ化が継続するのではないかと考えられています。

特徴

ストーリー

入学から時間軸が飛ばずに書かれており、意外にもイベントを跨いだ伏線はあまり存在しません。一方で、全ての会話・場面・心理描写に意味があるため退屈な状況が全く存在しないです。

文体

常にまとわりつく「退学」という言葉に、読んでいる側もひやひやしてしまう。そのスリル性があるからこそ、つかの間の青春・日常シーンが輝いて見えるんだなと思いました!

著者の関連作品

代表作は本作品で、そのほかに小悪魔ティーリと救世主⁉(全6巻)があります。

イラストの関連作品

トモセシュンサクさんのイラストの特徴は、男性キャラと女性キャラに質の差を感じない点です。登場人物が多いのにも関わらず、一人一人魅力的且つ個性的に描き分けており、モブキャラがいない本作品の登場人物を描くのに最もふさわしいイラストレーターです。

ジャンル・テーマ

ジャンル・テーマ概要

ご都合主義のない設定・世界観により矛盾のない学園頭脳戦と青春が描かれた作品です。キャラクターは男女ともに質が高く、多くの読者から評価されています。

テンポの良さ

1巻で一つのイベントが完結するため、テンポはかなり良いです。

初心者向けかどうか

初めての1作品としてもお勧めできるほど初心者向けです。読みやすい文章で構成された充実したストーリーは初心者でも挫折することなく読み続けられることでしょう。

キャラクターの魅力

全員に役割がある使い捨てされないキャラクターばかりです。登場する人数は他の作品と比較して非常に多いですが、自然と名前が覚えられるでしょう。

読後感

読み終わった後の充実感と次の巻への期待感を同時に感じます。

世界観の作りこみ

高度育成高等学校のシステムの作りこみは現実世界の「社会構造」と同等のものだと考えています。あらゆる事柄に根拠のある理由付けがされており、批判できる点がありません。

前に読んでおきたいおすすめ作品

POINTどちらも独創的な世界観が魅力的な作品です。よう実と比べて文体が難しいため、これらを読むことでよう実が読みやすくなるでしょう。

次に読むおすすめ作品

POINTどちらもよう実以上に壮大な世界観を持っており、よう実の「狭く深い」世界観では物足りないという方におすすめです。

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Group Name: ようこそ実力至上主義の教室へシリーズ


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結び

ご都合主義を感じない世界観で繰り広げられる頭脳戦を楽しみたい、毎巻充実感を味わいたい、重厚なストーリーを息切れせず読み続けたいという人には非常にお勧めの作品です。

1年生編が全てアニメ化されたことで、以前より読みやすくなったため、アニメ版の視聴のみの方はこれを機会に読んでほしいです。


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総合得点 3.69
12
  • 得点(3:普通・良作、4:名作、5:最高傑作)
    3.69

レビュー
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